日本の食、とりわけ大阪の食の美味しさの秘密はダシにあるといわれます。この講座では昆布と大阪のだしにスポットをあてて、大阪を代表するふたつの老舗の社長さんから直接お話を聞いていただくプログラムです。
まず最初は、創業嘉永元年 昆布の老舗「をぐら屋」の池上時治郎さんが登場、持参した昆布を会場に回して産地や味の特徴、昆布の栄養価や昆布だしのよさについてレクチャーいただきました。意外と知られていない、大阪の料理人が使う昆布の種類や魅力について知ることができます。
つづいて、利き酒ならぬ、利きダシで味を当てる昆布検定も体験していただきました。
後半は、うどんの名店、道頓堀「今井」の今井徹社長にバトンタッチ。
今井さんからは、代々受け継がれてきた秘伝のノートをもとに、店で実際に使われているさまざまなお料理に応じただしの分量やとり方を公開し、細かなコツまで伝授してくださいました。
また、だしを使った簡単なお料理のレシピも、資料を配布して説明いただきました。途中、だし巻玉子の巻き方も映像で伝授。
今井さんがお話をされている間、をぐら屋の池上さんは会場の後ろで合わせだしづくりに専念。講義の最後に皆さんにふるまってくださいました。やっぱりおいしい~~!
<参加者の声>
「4種類の昆布で、すごくいろいろ味が違っていたので、良かったです。料理にまた作ってみたいです。」
「をぐら屋さんは、講義の中に実演もまじえて、非常に実践的で興味深かったです。これからは、もっと昆布を使います。今井さんはプチお料理教室で楽しかったです。だし巻き挑戦してみます。」
「昆布ひとつでこんなにも味が違うんだと勉強になりました。今井さんは大阪の伝統の味をこれからも引き継いでほしいです。をぐら屋さんも、地域に根付いて文化を引き継いでほしいです。お店にも是非行きます。」
をぐら屋大阪戎橋筋
http://oguraya-shop.jp/
道頓堀 今井
http://www.d-imai.com/
だしの映像がとっても素敵です!